Escapism

現実逃避の記録

【絵本】よるくま

この記事は絵本 Advent Calendar 2019 - Adventarの20日目の記事です。

今回は『よるくま』です。

よるくま

よるくま

  • 作者:酒井 駒子
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1999/11/01
  • メディア: 単行本

人気の絵本だということを最近知ったばかりだったのでまったく予備知識なしで読みました。

読んでから、人気があるのも納得だなと思いました。子どもがもう少し大きくなって物語を読むのが好きになったら、寝る前とかに読み聞かせしたいなと思う絵本です。

寝る前、男の子がお母さんに、昨晩会いに来たというくまの子のお話をします。

そのくまの子は「よるくま」という名前で、体は夜みたいに真っ暗だけど胸のお月さまは明るく光っているらしい。

(この設定で、はい好きです!となった)

よるくまのお母さんがどこにもいないので、男の子もよるくまと一緒に夜の町中を探しに行ったという。

絵がとても可愛らしいのと、配色による光の表現が素敵で、夜中だけど優しい感じに描かれています。

途中の文字のないページから後半にかけては特にキラキラと美しいシーンが続いて、読みながら夢の世界に没入してしまいそうな感覚が味わえます。

よるくまのお母さんは生活に必要な食べ物とお金のためによるくまを置いて仕事をしているのですが、絵本でこういったテーマをさりげなく取り入れているのも珍しいように思います。

自分が職場復帰して育児しながら働き始めたら、またこの物語の響き方が変わるのでしょうね。今でもすでに涙腺が危険な状態なんですが…

くまの親子の結びつきだけでなく、間接的に人間の男の子とその話を聞いているお母さんの関係も優しく描かれているような気がします。多分読んであげる側も心地よいし、それを聞く側もふわふわした気持ちで眠れそうな、いい絵本だと思います。