Escapism

現実逃避の記録

【絵本】ぐりとぐら

絵本 Advent Calendar 2019 - Adventarの7日目の記事です。

今回は『ぐりとぐら』です。

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

  • 作者:なかがわ りえこ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1967/01/20
  • メディア: ハードカバー

この絵本を読んで育ったという方も多いのではないかと思います。定番中の定番の絵本なのですが私自身読んだ記憶がなく、カステラを作って食べるというイメージだけがあるという状態だったので、この機会に新たな気持ちで読むことに。

「ぼくらの なまえは ぐりと ぐら

このよで いちばん すきなのは

おりょうりすること たべること

ぐり ぐら ぐり ぐら」

先日読んだ『しろくまちゃんのほっとけーき』と同様に、料理をすることや食べることの楽しさを伝えてくれますが、このお話ではさらに大きく「共有すること」に重点を置いてるようにも読めました。

材料を使って何を作るのか、作る途中で直面する課題にどう対処するか、ぐりとぐらが意見を出しあったり、一緒に悩んだりして答えを出していく。そうしてできあがったカステラを、みんなで分け合って食べる。

最初は「あさから ばんまで たべても、まだ のこるぐらいの おおきい かすてら」がいいと食い意地満載だったくせに、もうすることのなくなった段階で近づいてきた観客にも分けてあげるなんて…と思いましたが(ひどい感想)、それがこの世界の作法であり、よりおいしく食べるための秘訣なんでしょうか。

この絵本には読者が読みながら一緒に考えるための工夫がいくつかされています。子供と対話しながら読むことでお話の良さが発揮されるような気がします。読み聞かせなら3歳から、自分で読むなら小学生初級からと書かれているのはそういうことなのかなと感じました。