Escapism

精神的遊水池

幸猫荘の本棚(暫定版)

某マストドンインスタンスの探求者達(「やべーやつら」と読む)がおすすめする本、話題になった本などをまとめています。 ★=子供向け

学問全般

  • 『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活 』 荒木優太
    • 荘民にオススメ

情報科学

  • 『The Art of Computer Programming』 Donald E. Knuth
    • プログラミングの様々な要素(データ構造・アルゴリズムなど、はてにはコンパイラ技術まで)を余すことなく議論したやばい本。TeX はこれのために生まれた。
  • 『Land of Lisp』 M. D. ConradBarski
  • 『リーダブルコード』 Dustin Boswell, Trevor Foucher
  • 伽藍とバザール』ほかESR三部作  Eric S. Raymond
    • 「伽藍とバザール(Cathedral and Bazaar)」:オープンソース(ソフトウェア)の論考。クローズドにやるかオープンにやるか、それが問題だ。
    • 「ノウアスフィアの開墾(Homesteading the Noosphere)」:OSS の所有と管理を巡る慣習についての論考。
    • 「魔法のおなべ(Magic Cauldron)」: OSS の経済的基盤について分析した論考。
  • 『暗号解読』 サイモン・シン
    • 古くはシーザー暗号からRSA暗号までわかりやすく論じている。線文字Bやヒエログリフの解読など文化的な面も紹介されており誰でも読める。数式もあまり出てこない。
  • 『暗号事典』 吉田一彦/友清理士
    • 古今東西の暗号を網羅した事典。旧日本軍の暗号技術(パープル暗号など)やエニグマの解読、さらに忍者や三国志におけるそれまでも紹介している。

自然科学

【全般】

  • 『おもしろくても理科』 清水義範★
    • 中学生以上くらいに。挿絵の西原理恵子の漫画は大人向け

【数学・物理学】

  • 『虚数の情緒―中学生からの全方位独学法』吉田武★

【生物】

  • 『小学館の図鑑NEO〔新版〕昆虫』 小池啓一★
    • ガチ勢からも高評価
  • 『裏山の奇人』 小松貴
  • 『湿地帯中毒: 身近な魚の自然史研究 』 中島淳
  • 『すてきな地球の果て』 田邊優貴子
  • 『Invertebrates』 Richard C. Brusca
    • 磯遊びのお供に(※翻訳なし)
  • 『Evolution』Douglas J. Futuyma
    • 進化生物学の最新の知識を正しく学ぶなら(※翻訳なし)
  • 『ガタガール』 小原ヨシツグ
    • 干潟の生き物をガチに解説しながらラブコメやってる漫画。保全運動により打ち切りを回避。絵柄とストーリーに癖があるので試し読み推奨。
  • 『神奈川県植物誌2018 電子版』http://flora- kanagawa2.sakura.ne.jp/efloraofkanagawa.html
    • webで全部を公開している。地方の植物誌としては、調査地点の密度で世界一とのこと。

産業

  • 『イラスト図解 造林・育林・保護』 鶴岡政明
    • 森林・林業の基礎を手早く知るための良書。イラスト多めで薄いのですぐ読める。

言語

  • 『はじめての言語学』 黒田龍之助
  • 『外国語の水曜日』 黒田龍之助
    • 語学から少しでも言語学に興味を持った人に
  • 『表現と意味』 John R. Searle
  • 『あいうえお えほん』 戸田デザイン研究室★
  • 『スラヴ語入門』 三谷恵子

哲学

  • 『ソフィーの世界』ヨースタイン・ゴルデル★
    • 思想/哲学(史)のガイド本に。ボリュームは大きいが読みやすい。頑張れば小学校高学年から読めるかも。
  • 『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』野矢茂樹
    • 哲学・論理学の入門でおすすめ。
  • 『意識と本質―精神的東洋を索めて』井筒俊彦
    • 古今東西の様々な思想や文学などが縦横無尽に引用されながら論考されている。難解だけど面白い。

社会科学

【法律】

  • 『会社法のみちしるべ』 大塚英明
    • 会社法をゆるく理解するのに適している、あまり法律っぽくない本。

【民族・民俗・文化人類学】

  • 『コーラを聖なる水に変えた人々―メキシコ・インディオの証言』リカルド・ポサス
    • 激動の時代に翻弄された親子二代のオーラルヒストリーによる歴史ファンタジー革命ゲリラ戦記ノンフィクション。単純に内容が面白い。革命と近代化の中での集落の儀礼や習慣の移ろいとがうまく対比されていて、しかもこれらの歴史は英雄や勝者のものではなく実際に時代に翻弄された敗者の歴史。スペイン語の素養があるとより面白くなる。
  • 『食人の形而上学: ポスト構造主義的人類学への道』 Eduardo Viveiros de Castro
    • ごりっごりに難しい

芸術美術

【音楽】

  • 『心より心に伝ふる花』 観世寿夫
  • 「モオツァルト」 小林秀雄
  • 『ポートレイト・イン・ジャズ』村上春樹/和田誠
    • やさしいエッセイと肖像画のコラボ。ジャズ名盤のガイド本としても秀逸

【美術・デザイン】

  • 『誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論』 Donald A. Norman
  • 『絵はすぐに上手くならない』 成冨ミヲリ

文学

  • 『ゲド戦記』アーシュラ K. ル=グウィン★
    • 一人の人物の幼年期〜青年期のみならず壮年期〜晩年に至るまで、ひとの成長/変化を描いている。世界観もわかりやすい。本編を最終巻まで読んでから外伝を是非読んで!
  • 『モモ』ミヒャエル・エンデ★
    • 大人が読み直しても。

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